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今回のテーマはヒューマンドラマ。
「いい涙流してスッキリしたい!」そんな気分に答えてくれる感動作をまとめてみました。
※2022年2月 記事更新しました
目次
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
2020年 アメリカ
監督:グレタ・ガーウィグ
出演:シアーシャ・ローナン、フローレンス・ピュー、エマ・ワトソン
世代を超えて愛される名作文学・若草物語を直球で映像化した一作です。
四姉妹のうち作家志望の次女ジョーを主軸に、恋と夢の狭間で強く生きていく女性の姿を描いた見応えたっぷりのドラマ。
衣装やセットは見事の一言だし、ジョーの小説と現実がリンクするシーンも巧みですが、何と言ってもキャスティングが最強過ぎます。
シアーシャ"ハンナ"ローナンとフローレンス"ブラックウィドウ"ピューとエマ"ハーマイオニー"ワトソンが姉妹で、母親がローラ・ダーンで叔母がメリル・ストリープとかどんな遺伝子やねん!
お隣のイケメンはティモシー・シャラメだしよぉ!!
マンチェスター・バイ・ザ・シー
2017年 アメリカ
監督:ケネス・ロナーガン
出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズ
とある事件で心に深い傷を負ったリーは故郷から離れて暮らしていた。
しかし兄が死んだことで甥っ子の面倒を見ることとなり、リーは再び故郷に帰ることになる。
ずっと「ベンじゃない方のアフレック」扱いだったケイシー・アフレックが、満を持してアカデミー賞を受賞した骨太ドラマ。
耐えられないほど辛くやりきれない経験を味わい心が折れ尽くした主人公が、その傷と静かに向き合っていく様子が胸を打ちます。
いわゆる「泣ける映画」とは違うけれど、心に染みわたる名作。明確な解決策を提示せず「敢えて立ち向かわない」ラストが、逆に観る者に優しさと勇気をくれます。
ファイティング・ファミリー
2019年 アメリカ
監督:スティーヴン・マーチャント
出演:ヘイリー・スタインフェルド、ヴィンス・ヴォーン
一家で田舎プロレスを営むプロレス大好き家族。そのうち兄のザックと妹のサラヤはプロレス界の頂点・WWEでスター選手になるのが夢だった。
ある日念願かなってWWEからスカウトがやってくるが、採用されたのは妹サラヤの方だけだった…!
夢に向かって奮闘する妹と、夢絶たれた兄の葛藤という家族ドラマ。そこへ直球の熱血スポ根を融合させた実話ベースのヒューマンドラマです。
誰にでも乗り越えるべき壁がある…その壁を越えた先に自分の本当の人生がある。そんな普遍的な真理を力強く表現したストーリーに血が沸きたちます!
「究極の憧れ」としてロック様本人が本人役でちょっとだけ出てくるのも印象的。
ニューシネマパラダイス
1988年 イタリア
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:フィリップ・ノワレ、サルヴァトーレ・カシオ
イタリアの片田舎を舞台に、映画とともに成長する少年と老映写技師の心の交流が描かれる一本。
なぜ人は映画に魅せられるのか…。
映画館を通じ固い絆で結ばれる少年と老人の姿は、その理由を雄弁に語ります。
映画とは、ある意味人生を凝縮した存在なのかも知れません。
個人的に人生で一番泣けた映画はどれかと問われたら、間違いなく本作と答えるでしょう。ジュゼッペ・トルナトーレ監督を世界的な巨匠の座に押し上げた名作中の名作です。
涙腺をとことんまで追い込みたい貴方におすすめ。
怪物はささやく
2016年 スペイン・アメリカ
監督:フアン・アントニオ・バヨナ
出演:ルイス・マクドゥーガル、シガニー・ウィーバー
難病の母と暮らす少年と、少年のもとに夜な夜な現れる怪物の交流を描いたファンタジー。
現実と幻想が入り混じる巧みな演出が光る一本です。
過酷な現実に悩まされる子どもが異世界に迷い込む…という展開は名作『パンズラビリンス』を彷彿とさせますが、その異世界の正体が中々明かされないのが本作『怪物はささやく』のミソ。
怪物は何物なのか?
怪物が語る謎めいた寓話の意味は?
全ての謎が明らかになるラストは涙腺決壊必至です。
スペインのアカデミー賞とも呼ばれるゴヤ賞を総なめにしたのも頷ける秀作。
インターステラー
2014年 アメリカ
監督:クリス・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、〇〇・〇〇
急激な環境破壊から食糧問題が深刻化する近未来の地球…。
人類を滅亡から救う技術を求め、パイロットたちは外宇宙へ旅立つ。
クリス・ノーランによるリアル路線全振りの演出が冴える正統派SFです。
終盤の衝撃的な展開は圧倒的。オチとしては格別斬新ではないかも知れないけれど、そのビジュアルは凄いとしか言いようがありません。『TENET/テネット』は何が言いたいのかさっぱり分からず全然楽しめなかった私でも、『インターステラー』に込められたメッセージは分かり過ぎるくらいよく分かります。そして泣けます。
なお初見時は中盤で某超大物俳優が唐突に登場するシーンでコーラ吹きました。お前かよ!みたいな。
アイアンジャイアント
1999年 アメリカ
監督:ブラッド・バード
出演:イーライ・マリエンタール、ヴィン・ディーゼル
1950年代のアメリカ。
未知なる異星文明からやってきた謎の巨大ロボットは、少年ホーガースとの交流の中で徐々に心が芽生えていく。
涙カツアゲ映画の真打。
20年前の映画ながら当時与えたインパクトは絶大で、その人気の高さは近年スティーブン・スピルバーグ監督の近作『レディ・プレイヤーワン』で大々的に扱われたことからも窺われます。
「君が何者であっても構わない。なりたい自分になればいいんだ!」
ホーガースの叫びが観る者にまっすぐ訴えてくる、誰もが楽しめる名作。
ショーシャンクの空に
1995年 アメリカ
監督:フランク・ダラボン
出演:ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン
男は身に覚えのない罪で投獄されてしまう。
絶望に打ちひしがれる男だったが、刑務所での出会いが彼に希望を与えていく…。
良い映画ランキングで必ず名前が挙がる名作中の名作です。
どんな状況でも心を失わないことの大事さ、そして友達の大切さがひしひしと伝わってきます。見れば前向きになれる元気映画。
こんな感動的なストーリーを撮れるダラボン監督が、のちに何もかも嫌になる鬱映画『ミスト』を撮るなんて…人間は計り知れねぇもんです。
きっと、うまくいく
2013年 インド
監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン、カリーナ・カプール
未来のエリートを輩出する超難関大学ICE。
そこに入学した二人の学生は型破りで自由な同期ランチョーと出会い、勉強することの真の意義を学んでいく。
日本なんかメじゃねぇくらい極端な学歴社会のインドで誕生した、学歴崇拝批判コメディ。
「学歴なぞ無意味」的な、ひろゆきが言いそうな屁理屈では決してなく、この厳しい現代社会で人は何を指針に生きるべきかを真摯に問いかけてくる名作です。
インド映画らしくミュージカルシーンも見ごたえばっちり。
自分の子どもが将来「なんでこんな辛い思いしてまで勉強しなきゃいけないんだ…」的な悩みにブチ当たったとき、そっとおすすめしてみたいと思ってる一本です。
グリーン・ブック
2018年 アメリカ
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ
1950年代のアメリカ。
乱暴者の中年白人は黒人ピアニストのツアー演奏の専属運転手として雇われ、人種差別が根強く残る南部地方を旅していく。
性格も教養も、人種さえもが「真逆」の二人が、旅を通して固い絆で結ばれていく。そんなバディムービーの王道を丹念に描いた一作です。
「黒人差別はダメだヨー」的なポリコレ御用達し映画だったら嫌だなー…と身構えてしましましたが、そんな説教臭さは微塵も感じさせませんでした。ユーモアにあふれた名作。
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